時は昔………

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「祐介くん!!!待って!!!!こ…………コレ!!!!もらって下さい!!!!」 勇気を振り絞って、大好きだった学校イチ人気者の森田祐介に差し出した、ピンクの包装紙でラッピングされたチョコレート。 は、凍るような冷ややかな声と共に鞄の中に無造作に投げ込まれた。 「……… あぁ。 」 そして、その場に力が抜けて座り込んでしまった葉子を一瞥して行ってしまった。
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