6人が本棚に入れています
本棚に追加
一方その頃、クローバーの塔。
夢魔でありクローバーの塔の領主でもあるナイトメア=ゴットシャルクは執務室で仕事をしていた。
と見せかけて夢にいた。
夢にいたナイトメアにはアリスの様子がわかり、キセルを蒸かしながら思案顔である。
とりあえず夢から現実に戻り
「動き出した…か」
一言。
コト、と机に置かれたコーヒー。
「お目覚めですか、ナイトメア様」
「おはようございます」
コーヒーを後ろから置いた主である自身の部下、通称トカゲのグレイ=リングマークが真っ黒く笑っているのを見てナイトメアは泣きたくなった。
最初のコメントを投稿しよう!