赤ずきんと狼の御伽噺。

2

｢…。｣

｢…。｣

オーラ的になんか、話しかけづらい…

結局言葉も交わさないまま教室についた。

｢じゃあ、彰君はそこで待っててね。｣

松永先生は先に教室に入り、

転校生が今日入ることをクラス話してるらしい。

改めて、なんか緊張するなぁ…頑張るか。

ガラッ

｢彰君、入ってきていいよ。｣

少しドアを開けて、松永先生が俺に言ってきた。

俺は深呼吸をして、教室に入った。