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「咲野 彰です。これからよろしくお願いします!」
一礼をして頭を上げてクラスを見渡してみると…
あ、あれ?なんかあいつ見たことあるような…
「じゃあ彰君はあそこの席ね。」
松永先生は窓側の一番後ろの席を
指差しながら、まだ緊張してる俺に言った。
「は、はい。」
その席に向かって歩いてると
なんか見たことあるやつと目があった。
ん?てかあいつたしか…
あ…ま、まぁ気にしない、気にしない!
人違いかも知れないしな!そーだよな!笑
無事に俺は席に座り一息ついた。
「なぁ!お前転校生なんだってな?
俺は、河島 浩騎(かわしま ひろき)!よろしくな!
俺のことは、ひろって呼んでな?」
「お、おう!俺のことは彰でいいから!
こちらこそよろしくな!」
よしゃぁ!さっそく友達できたぞ!
なんだかんだいっていいスタートなんじゃね?
だけどまだ俺はあいつに
見られてることなど思いもしなかった。
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