1人が本棚に入れています
本棚に追加
序章
ある日の生徒会室。
「おはようございまーす」
「あぁ、峰沢か。おはよう」
生徒会室の扉を開けると校内人気No.3の山南圭一先輩が優雅にお茶を飲んでいた。
「山南さん相変わらず朝っぱらから元気ですねぇ」
「あはは。そういう峰沢は相変わらず眠そうだね。そういえば沖田はどうしたんだ?」
「司は多分寝坊ですよ……。昨日ゲームを深夜までやってたんで」
「……アイツらしいな」
「確かに」
そうやって二人で話しているとドアの開く音がした。
「……はよ」
「あ、山崎先輩!」
入ってきたのは私の憧れの山崎涼先輩。
「誰かと思えば山南さんとミネか。二人ともそろそろHR始まるぞ」
「「あ」」
時計を見ると8時25分。中高共に朝のHRの始まる時間だ。
「ヤッバ!!行ってきます!」
「俺も行ってくるわ!スズ鍵頼む!!」
「……またかよ」
山崎先輩が何か言った気もするがスルー。
私達は生徒会室を後にした。
最初のコメントを投稿しよう!