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何でこんな場所に俺はいるんだ。間違いなく場違いである。
この世界の中心―
首都グランザーク
その街の中の更に中心―
世界聖府―二階 『ハンター会議室』……
そこでは、今ある会議が行われていたー
『全ゼロハンター召集緊急会議』
なんと全ゼロハンターが集まっている中に俺は、ユナンの連れとしてこの会議にいるのだ。
誰もが知らない奴だが、それぞれがオーラを発しているような圧倒的な感じをさせる。
「急な召集にすぐに集まってくれましてありがとうございます。」
一番奥の席に座っている男が、いい始めた。
「集まってもらった理由は、Gゲートがまた開きそうになってきているからだ。」
周りがざわめき始めた。
「まだ100年以上早いだろ!」
ユナンの前の男が言った。
「理由は、わからん。しかし開きそうな以上準備する必要がある。」
その言葉でざわめきが止まった。
「研究所によると開くのは、約半年後、それまでに準備をしとくこと」
「場所は、『神の遊び場』の異名を持つ、『封印の大地』である。」
「では、以上!解散!」
とたんに周りの風景が、消えた。
俺たちは、バースで通信で参加していたのだ。
通信と言っても、周りの風景が完璧に再現される、『オンラインシステム』と呼ばれる通信を使った。
オンラインシステムは、個室でしか使えないが、リアルさは間違いなく本物そっくりである。
俺は、参加しなくてもよかったのだが、オンラインシステムとゼロハンターを見てみたいのもあったので参加したのだが、今は、参加しなかったほうがよかった。
同じくオンラインシステムで参加していたブフが言った―
「大変なことになったね……」
ユナンは、「うん……」
俺でもGゲートが開くことの重大性はわかった。
そして俺たちは、運命の日に向けて準備をし始めた。
~Gゲート~
Gは、GOD、神を意味する。
500年に一度、神の名前を 名乗った「侵食者」と呼ばれる怪物が一体、そのあとは、異世界ー迷宮の怪物が侵食者が死ぬまで現れる…らしい。
昔の本によると前のGゲートが開いた時は、約2億人が死んだと書かれている。
侵食者は、ゼロハンターだけで戦い、周りの敵はハンターが戦ったらしい。
しかし侵食者を倒すことは、出来たが、ゼロハンターは……
そんな大事件がまた起ころうとしているのだった―
二章「召集」end
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