三章 まわり始めた歯車

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1ヶ月後ー 俺は、怪物の地下街、最下層まで行ける力を手に入れた。 そして修行最終日、俺たちは、最下層にいるボスを倒しに最下層に向かった。 ボス 「アークナイト」 人形のモンスターである。高さは5メートルくらいはあるだろうか。 右手には、深紅の色をした刀が握られている。 俺たちは、武器を構え、アークナイトの攻撃で戦いの火蓋が切られた。 アークナイトの攻撃は、まず横払いだったが範囲が広いためガードし、防ごうとしたが、当たった瞬間、吹き飛ばされ壁に叩きつけられた。 「ぐっ……」 予想以上の強さだ。 ユナンは、壁に叩きつけられていなかったが、ぎりぎり防げた感じだ。 俺たちは、姿勢を整えアークナイトの方に向かって行った。 今度は、縦に斬ってきた。 俺は、その攻撃を剣で防いだ。 その間にユナンが、その体に攻撃を加えた。 剣筋が見えない程の速さで何十回斬ったが、分からないが、敵はあんまり効いていないように見える。 俺が防いでいる剣をユナンの方に切り払った。 ユナンの武器は刀であり、防ぐのには向いていない。 しかしユナンは、切り払ってきた刀をガードし、弾き返した。 それで空いた隙を俺は、一撃重視の攻撃を叩き込んだ。 しかしその後、恐ろしいことが起こった。 なんと魔法陣がアークナイトを中心に天井に張られたのだ。 「えっ……なんだこれ!まさか魔法か!」 「ええ……!危ないガードして!」 その瞬間、魔法陣から極太い雷が降り注いだ。 俺は、驚いた。 俺の体力は、ガードしてぎりぎりだった。 ユナンもかなりダメージをくらったようだ。 エールを飲み、回復した。 そして態勢を整え、アークナイトに戦いに行った。 戦いが始まってから約2時間……アークナイトは、まだ倒れる様子を見せない。 しかしだからと言って諦める訳にいかない。 俺たちは、武器を構え直しアークナイトに向かって、走ったー
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