9人が本棚に入れています
本棚に追加
戦闘開始から約4時間―
ようやくアークナイトは、その体を倒した。
剣自体の攻撃は、大したことはなかったが、魔法による攻撃は一撃が重く、ガードをミスした瞬間、死んでいただろう。
俺とユナンは、アークナイトが体を倒したと同時に地面に座り込んだ。
「やったのか……」
「ええ……」
どちらも声を上げて喜ぶ体力さえ残っていなかった。
どのくらい地面に座りこんでいただろうかー
俺たちは、立ち上がり、奥の部屋に向かった。
その部屋の中は、黄金に光る財宝で溢れていたー
その部屋の中心には、剣などいろいろな武器が刺さっている。
俺は、周りの財宝に目もくれず、剣に向かっていた。
ユナンが、声を上げた。
「えっ……これ、伝説武器『ボロスの武器』じゃないの!。伝説上の武器だと思ってたわ……」
「ボロスの武器」
伝説の鍛冶屋ボロスによって作られた武器である。
確かに全てが黄金で出来ていて刺さっている様子は、圧倒されるようだ。
俺は、思わず全ての武器を持ち帰ろうとしたが、そこは、意識をセーブし片手剣を抜いた。
ユナンも俺から左にあった刀を抜いた。
しかし片手剣は、とてつもなく重く、俺に使える代物ではない。
ユナンは、刀を片手で楽々振っているので使えるようだ。
俺は、残念だかボロスの武器をとりあえず持ち帰ることにした。
とりあえず修行最終日は、こうして終えたー
二日後には、ゼロハンター試験がある。
準備は終わった。
こうして俺は、ゼロハンター試験に向けての準備をし終え、眠りについたー
修行結果
レベル 142
武器 魔法剣 神聖
「使えない武器」 ボロスの武器
最初のコメントを投稿しよう!