一章 出会い

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迷宮の中は、モンスターの巣窟で尋常じゃない数だった。 よく会うのが「リザード」二メートルとゆう大きさのトカゲだが、そこまで強く無いため、迷宮に入ってからまだ一時間だが、もう三十匹は余裕で倒している。 しかも久しぶりに共闘している少女ーユナンは武器の刀で、かなりのスピードで敵のモンスターを倒して来ているため俺は、あまり敵を倒していない。 「余裕ですね。ユナン」 「いや~でもモンスターの数は多いからそこまで余裕じゃないよ」 「後、どのくらいですか」 「ん~二時間くらいかな」 「へぇ~そんなくらいですか」 そんな他愛もない話をしていた。しかし何か鈍い音が響いた。 レベル95「トロルベント」 怪物だ。約15メートルはあるだろう。 俺にとって一人では、倒せなく、大規模のチームを組んで倒すモンスターだ。 俺は武器を構えた。 敵の体力を削りに行くのだが、全然減らない。 「トロルの周りから離れておいて…私が殺る。」 そのユナンの声には何か圧倒するものが混じっていた。 俺はトロルに一撃を与えてから急いで近くの岩の影に隠れた。 そしてユナンは密林で見せた居合いの構えをした。 トロルは右手に持っていた棍棒を降り下ろした 「居合いの型 ゼロ型」 トロルの頭が一瞬でなくなった。しばらく頭をなくしたトロルの体は立っていたが、倒れ砂ぼこりを上げた。 しばらく見ていたが、ユナンに駆け寄って行った。 「今の技何ですか?」 「居合いの型の一つ。私は居合いの使い手なの。」 「そうなんですか。」 「ゼロのハンターは何かしらの「業」の達人なの。」 確かに強いわけだ。居合いの使い手は、ハンターの中でも数人しかいないという話を思いだし、強さの理由が分かった。 「遅くなっちゃた。急ごう」 ユナンが歩いて行く後を、俺は急いでついていった。 この後、「リザード」 デカイコウモリ 「バット」 毒さそり「スコーピオン」 などたくさんのモンスターを倒して行きながら最奥部に向かって進み続けた。 その間にも俺のレベルは、3上がり88レベになった。 軽く食事を取ったのは、13時前だった。 メニューは、サンドイッチ。かなりの量があった。 「うまいですね。これ何処のサンドイッチですか。」 「売ってないよ。私の手作り。」 「……えっ本当ですか」 「本当」 昼食を終え、歩き始めた。 そして重厚な扉が現れたー
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