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迷宮の中は、モンスターの巣窟で尋常じゃない数だった。
よく会うのが「リザード」二メートルとゆう大きさのトカゲだが、そこまで強く無いため、迷宮に入ってからまだ一時間だが、もう三十匹は余裕で倒している。
しかも久しぶりに共闘している少女ーユナンは武器の刀で、かなりのスピードで敵のモンスターを倒して来ているため俺は、あまり敵を倒していない。
「余裕ですね。ユナン」
「いや~でもモンスターの数は多いからそこまで余裕じゃないよ」
「後、どのくらいですか」
「ん~二時間くらいかな」
「へぇ~そんなくらいですか」
そんな他愛もない話をしていた。しかし何か鈍い音が響いた。
レベル95「トロルベント」 怪物だ。約15メートルはあるだろう。
俺にとって一人では、倒せなく、大規模のチームを組んで倒すモンスターだ。
俺は武器を構えた。
敵の体力を削りに行くのだが、全然減らない。
「トロルの周りから離れておいて…私が殺る。」
そのユナンの声には何か圧倒するものが混じっていた。
俺はトロルに一撃を与えてから急いで近くの岩の影に隠れた。
そしてユナンは密林で見せた居合いの構えをした。
トロルは右手に持っていた棍棒を降り下ろした
「居合いの型 ゼロ型」
トロルの頭が一瞬でなくなった。しばらく頭をなくしたトロルの体は立っていたが、倒れ砂ぼこりを上げた。
しばらく見ていたが、ユナンに駆け寄って行った。
「今の技何ですか?」
「居合いの型の一つ。私は居合いの使い手なの。」
「そうなんですか。」
「ゼロのハンターは何かしらの「業」の達人なの。」
確かに強いわけだ。居合いの使い手は、ハンターの中でも数人しかいないという話を思いだし、強さの理由が分かった。
「遅くなっちゃた。急ごう」
ユナンが歩いて行く後を、俺は急いでついていった。
この後、「リザード」
デカイコウモリ 「バット」
毒さそり「スコーピオン」
などたくさんのモンスターを倒して行きながら最奥部に向かって進み続けた。
その間にも俺のレベルは、3上がり88レベになった。
軽く食事を取ったのは、13時前だった。
メニューは、サンドイッチ。かなりの量があった。
「うまいですね。これ何処のサンドイッチですか。」
「売ってないよ。私の手作り。」
「……えっ本当ですか」
「本当」
昼食を終え、歩き始めた。
そして重厚な扉が現れたー
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