第二章 特殊警察

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「マスター、家が特警に見つかっちまった!どこか、隠れられる場所を知らないか?」 「残念だが、そんな場所は知らん!…が、これから言う依頼を受けてくれるのならば、考えてやらないでもない」 「何をもったいつけてるんだよ、マスター。そんなもん、今の俺の状況を考えたら受けるしかないだろ」 俺は呆れた感じで答えた。 「ポラン、あのEW商事に関する黒い噂について知ってるか?」 「いいや。」 「あの悪名高いテンギャムTVとも関係があり、さらに、第一中央病院とも関係があるらしいんだが…」 「テンギャムTVって…、あの、契約するのに小指がいるっていう、あの有線TVのことか?」 俺は驚いて聞き返した。 「そうだ。そして、おまえに頼みたい事は、第一中央病院に入院しているというEW商事の関係者について調べてきて欲しいんだ」 「わかった。それで、調べたら、いくら貰えるんだ?」 「家賃をタダにしてやる。それで充分だろ」 「仕方がない、それでいいよ。…で、俺はどこに住むんだ?」
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