01章

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うつ伏せになりながら悲鳴や奇声に近い声に耳を澄ますと一条君や八神君という名前を皆に呼ばれてる。 生徒会とか言ってたな……って思ってると男の声がする。 「今日も子猫ちゃん達可愛いね」 「子猫ってなんだよ。渉」 そんな声がしてるなーくらいしか思ってないと、声は大きくなるばかり。 「あ、廉…俺ちょっとこのクラスに用ある……」 声からして、うちのクラスだろう。足音が近くなり、悪い事してないのに鼓動が早くなる。 「早くしてよ。涼真待ってんだから」 少し遠くから声が聞こえクラスに入ってる多分渉とか言う人は「はいはい」と言いそれと同時に声が小さくなり、教室から出たんだと推測していた。
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