prologue―the beginning

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『2年B組の皆さん…テストを始めます。』 「っ!?」 突然流れ出した校内放送。 機械で合成したようなその声に、 私とユータは驚いて後ろにあるスピーカーへ振り向いた。 『現在、この校内には、2年B組の生徒全員が揃っています。 これからおこなうテストは、2年B組全員でおこなっていただきます。 …まずは、簡単にルールを説明しましょう。』 「…なに、これ………」 私は必死で声を絞り出す。 ユータも手を握りしめてて、その顔に汗が伝った。
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