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清美は、フッと、
CDショップの前にあった
PVを流しているテレビを
見つける。
「あっ!ナオキだ!!」
ナオキの新曲のPVを
流れるテレビの前に、
立つ清美。
「ナオキ~やっぱり、
カッコいいなぁ」
リオンもナオキの新曲のPVを
流れるテレビを見る。
『この人、誰?』
清美は驚く。
「えっ!リオン、
“デス・ノア”のヴォーカル、
ナオキを知らないの!?」
『“デス・ノア”?』
「“デス・ノア”は、出身バンドで、
ギターの人以外のメンバーは、
うちらの高校の卒業生だよ」
清美は、テレビに映る
ドラムを叩く男性を指差す。
「この人が、“デス・ノア”の
リーダーでドラマーのタンダイさん」
『へぇ~・・・そうなんだ』
「そう言えば!!明日、
“デス・ノア”のライブが、
あるだった!!」
清美は、残念そうな顔する。
「あぁ・・・“デス・ノア”のライブに、
行きたかったなぁ」
リオンは、ナオキを見つめる。
なぜ、だろう・・・
このヴォーカルのナオキって人、
苦しそうに歌っている気がする。
その頃、ショウは、
夕方の開店の準備をしていた。
すると、店のドアを開き、
帽子を深く被った男性が入る。
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