第03話

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清美は、フッと、 CDショップの前にあった PVを流しているテレビを 見つける。 「あっ!ナオキだ!!」 ナオキの新曲のPVを 流れるテレビの前に、 立つ清美。 「ナオキ~やっぱり、  カッコいいなぁ」 リオンもナオキの新曲のPVを 流れるテレビを見る。 『この人、誰?』 清美は驚く。 「えっ!リオン、  “デス・ノア”のヴォーカル、  ナオキを知らないの!?」 『“デス・ノア”?』 「“デス・ノア”は、出身バンドで、  ギターの人以外のメンバーは、  うちらの高校の卒業生だよ」 清美は、テレビに映る ドラムを叩く男性を指差す。 「この人が、“デス・ノア”の  リーダーでドラマーのタンダイさん」 『へぇ~・・・そうなんだ』 「そう言えば!!明日、  “デス・ノア”のライブが、  あるだった!!」 清美は、残念そうな顔する。 「あぁ・・・“デス・ノア”のライブに、  行きたかったなぁ」 リオンは、ナオキを見つめる。 なぜ、だろう・・・ このヴォーカルのナオキって人、 苦しそうに歌っている気がする。 その頃、ショウは、 夕方の開店の準備をしていた。 すると、店のドアを開き、 帽子を深く被った男性が入る。
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