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「すみません、開店は、
まだ-・・・!」
ショウは、来店した男性を見て、
驚いた表情をする。
「・・・ナオキ?!」
ナオキは、頭に被った帽子をとる。
「ショウ・・・久しぶり」
ナオキは、カウンター席に座る。
「元気そうだなぁ、ナオキ」
「・・・うん」
「何か、飲むか?」
「オレンジジュース」
「分かった」
ショウは、ジュースを、
用意する。
「なぁ、お前が、
オレの所に、来る事は、
あいつは、知っているのか?」
ナオキは、顔を横に振る。
ショウは、ナオキの前に、
ジュースを置く。
「タンダイさんには、内緒で」
ショウは、少し驚いた顔する。
「じゃあ、どうやって、
オレの居所を?」
「昔からの友達から、
“ショウが店をやっている”って、
話を聞いて」
「そっか」
ショウとナオキは、
少しの間、沈黙する。
「明日、この近くで、
ライブをやるだ」
ショウは、ナオキの顔を、
見ないようにうつむく。
「へぇ~・・・そうなんだ」
ナオキは、テーブルの上に、
“デス・ノア”のライブチケット2枚を置く。
「ボクらのライブを、
来てくれない?」
ショウは、ハッとする。
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