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-夕方-
リオンは、清美との遊びの帰り、
ショウの前に立つ。
『ハァ~・・・』
あたし、どんな顔して、
ショウさんに、
会えばいいだろう?
『やっぱり、出直そう・・・』
リオンが、帰ろうとしたら、
後ろの方から、
ショウの声がする。
「リオンちゃん・・・?」
リオンは、驚き、
ショウの方を振り返る。
リオンの後ろには、
買い物の帰りのショウが
立って居た。
『ショウさん・・・!?』
リオンに、近寄るショウ。
「寒いでしょう?」
ショウは、店のドアを開けた。
「どうぞ」
『はい・・・』
リオンは、店の中に入る。
ショウも、店の中に入り、
カウンターに買い物したモノを置く。
「温かいモノを、用意するねぇ」
『ありがとうございます』
リオンは、奥のカウンター席に座る。
「清美は?」
リオンは、オドオドしながら言う。
『清美は・・・!!あたしと、
遊んでいる途中で、
彼から、電話が来て・・・』
「それで、リオンちゃんを、
放置したんだ」
『・・・はい』
ショウは、リオンの前に、
ホットココアを置いた。
「どうぞ」
『ありがとう』
リオンは、ココアを飲んで、
一息つく。
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