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『ハァ~・・・』
「リオンちゃんも、
彼と会わないの?」
リオンは、うつむく。
『あたしの彼氏は・・・』
「マズイ事を、聞いちゃった?」
顔を横に振るリオン。
『いいえ。あたしと彼氏って・・・
お互いに用がある時しか、
会わないで・・・』
「そっか」
『ショウさんは、
彼女は居ないですか?』
「残念ながら、居ないよ」
『そう・・・なんですか』
リオンとショウは、
少し沈黙をする。
「そう言えばさぁ」
『はい?』
「リオンちゃんって、
明日って、暇」
『明日は、1日だけの登校ですけど、
午後からは、暇ですけど』
ショウは、リオンの前に、
ナオキから貰ったチケットを
出して置いた。
「よかったら、
このバンドのライブを、
一緒に行かない?」
リオンは、チケットを見て驚く。
『これって!?“デス・ノア”の・・・!!』
「知り合いから、貰ったんだけど。
一緒に行く、
相手が居なくってねぇ」
『そうなんですか』
「でも、リオンちゃんは、
彼氏持ちだし」
『あたしで、よかったなぁ』
「じゃあ、決まり」
『待ち合わせは、この店で?』
「了解」
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