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「ハッハハ」
リオンは怒りが増し、
清美をにらむ。
『･･･あんたねぇ』
ショウは優しい目で、
リオンの方を見る。
「今日、リオンちゃんの
誕生日なんだ」
リオンは我に返る。
『あっ･･･！はい』
「じゃあ、オレからも、
誕生日のサプライズを
やらないとなぁ」
動揺するリオン。
『いいです!!』
「遠慮しなくっていいよ、
たいしたことは、
出来ないけど」
『ありがとうございます』
リオンはうつむく。
『あの･･･』
「？」
『ショウさんはﾊﾞﾝﾄﾞを
やっているですか？』
「オレは友達のﾊﾞﾝﾄﾞの
ﾍﾙﾌﾟだよ」
ショウはリオンに
ｷﾞﾀｰｹｰｽを見せる。
『そうなんですか』
リオン達は貸ｽﾀｼﾞｵがある、
ライブハウスの前まで来た。
ライブハウスまでは、
ベースケースを
手に持ったタクヤと
ロン毛のレイナたちが
立って居た。
ショウは親しげに、
レイナたちに話しかける。
「お待たせ」
タクヤはタバコを
口に咥えながら
不機嫌そうな顔する。
「おせ～よ。
待ち合わせの時間は、
とっくに過ぎているぜ」
「ワリ～」
レイナは笑顔で、
ショウに近寄る
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