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すぐに、ステージのライトが点く。
清美はリオンの肩を軽く叩く。
リオンは清美の方を見る。
清美は人差し指で、
ステージの方を指差す。
リオンは耳を塞ぐのやめ、
ステージを見た。
ステージの上には、
“Diva”のレイナ達が
それぞれの担当する楽器を
持って立って居た。
レイナは一歩前と進む。
「皆~こんばんは~
“Diva”です」
「「キャアアア~!!」」
レイナは天使の様な微笑む。
「今夜も、
盛り上がって行こうね」
「「おぉぉ~!!」」
“Diva”のドラマーが
ドラムスティックでリズムをとりる。
ショウ達の演奏が始まった。
レイナは歌う。
リオンはステージの左側にいる
ショウを見る。
なぜだろう・・・?
先まで、あたしの耳には、
ダサいだかイケているだか
分からない人たちの
雄たけびしか
聞こえていなかったのに、
レイナさん達の演奏が
始まったら・・・あたしの耳は
あの人(ショウ)の優しいけど
どこか心強い音しか
聞こえなくなった。
あたしも、
あの人みないな音を
出してみたいなぁ・・・
リオンは右手で軽く握る。
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