第01話

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すぐに、ステージのライトが点く。 清美はリオンの肩を軽く叩く。 リオンは清美の方を見る。 清美は人差し指で、 ステージの方を指差す。 リオンは耳を塞ぐのやめ、 ステージを見た。 ステージの上には、 “Diva”のレイナ達が それぞれの担当する楽器を 持って立って居た。 レイナは一歩前と進む。 「皆~こんばんは~  “Diva”です」 「「キャアアア~!!」」 レイナは天使の様な微笑む。 「今夜も、  盛り上がって行こうね」 「「おぉぉ~!!」」 “Diva”のドラマーが ドラムスティックでリズムをとりる。 ショウ達の演奏が始まった。 レイナは歌う。 リオンはステージの左側にいる ショウを見る。 なぜだろう・・・? 先まで、あたしの耳には、 ダサいだかイケているだか 分からない人たちの 雄たけびしか 聞こえていなかったのに、 レイナさん達の演奏が 始まったら・・・あたしの耳は あの人(ショウ)の優しいけど どこか心強い音しか 聞こえなくなった。 あたしも、 あの人みないな音を 出してみたいなぁ・・・ リオンは右手で軽く握る。
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