第一章 魔界

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食べおわり、片付けをして、また歩き出した。 レオ「やっぱり、ラビリンスってだけはあるな、でも、」 キリカ「でも、まさか。」 レオ「近道するぞ。メシア。」 レオは獣化した。 レオ「キリカ。乗れ、連れてくから。」 キリカが乗ると、空を飛んで行くと、空中に木が現れた。 木「誰じゃ。ワシの迷宮をずるする。せこい者は?」 レオ「レオとキリカだ。」 木「開き直るな。」 襲おうとした木は、衝撃破にやられた。 レオ「ユグドラシルよ。話をしに来た。」 壊れた木が、動いてレオ達を案内した。 ユグドラシル「なんのようじゃ。ワシのような老いぼれに。」 キリカ「私はないけど、レオがあるの。」 キリカは席を外した。 ユグドラシル「気力の精霊が、なんのようじゃ。」 レオ「精霊化と母さんについて教えてください。」 ユグドラシル「精霊は過去の英雄の魂じゃ。ワシラは数年かけて、 精霊になった。 早く精霊になるお主の代償はわかるか?」 レオ「記憶の消去。」 ユグドラシルは木から、気力玉を一つ出した。 ユグドラシル「お主の母は、誰より優しく、強く、美しい、娘のような者だった。詳しくは知らぬが、魔界を旅したと言われている。」 気力玉を、投げ渡された。 レオ「これは、気力玉? 何に使う。」 ユグドラシル「お主のあふれている、気力を空の気力玉に入れよ。」 レオとユグドラシルは、何か変な感覚がした。 レオ「今のは、イエのとこか。」 ユグドラシル「多分、そうじゃろう。」 キリカが、走ってきた キリカ「今のは、いったい?」 ユグドラシル「どれ、ワシが送ろう?」 ユグドラシルが、木を出して、そこの幹には穴があいていた。 レオ「入れってことか。 ありがとな、じっちゃん。」 穴をくぐると吹雪のなかだった。
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