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「さくらちゃん!寝ぼけてないで起きてー。バイトに遅刻しちゃうよー!!」
木の下から叫んでいる子を見る。
あっちえみだ。
どーしてここにいるってか遅刻?
えっバイト??目覚めたばかりでまだ状況が掴めないのか、ぼっーとしながら首にかかっている懐中時計を見る。
げっ!もうそんな時間ッ!!
ヤバい、遅刻するー!!
木に寄っ掛かっていた体を急いで起こして軽々と木からヒラリと舞い降りる。
「ちえみ、ありがとね♪」
と、笑顔で頭を撫でるとちえみは頬を赤くしてエヘヘと笑顔を向けている。
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