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それを見て女はより一層手に力が入る。
私の魔力もあと少ししか残っていない…
この子だけでも逃がせないかしら…と
考えていると腕の子がもぞとぞと動いたのを感じる。
最悪なタイミングで目を覚ましたようだ。
「もう一度だけ問う 。そいつをよこせ。」
先程と同じに左手を出し要求してくる。
なかなか動こうともしない女の様子に苛立ったのか「ちっ」と舌打ちをした瞬間
パチン!
男の合図で獣達が吠えると同時に動きだし2人に襲いかかる。
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