満月の夜に…

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「感動の再開はできたようだな。 ならばこちらの相手もしてもらおう」 仮面の男が淡々と話し終わると残りの2匹が咆哮を上げた瞬間目が血走りだし、足の爪が大きく鋭く変化しだした。 女はその状況の中、逃げられる手段がないかと思考し、目を閉じ決断する。 「ダリル…この子だけでも逃がしたい。 協力して下さいますか!?」 騎士はすぐに振り替える。すると女は強い覚悟の瞳をしており、騎士はその決断にゆっくりと頷く。 騎士も覚悟を決める。目を瞑り呼吸を整えながら剣に魔法をかけると光が剣に纏い始め終わると目をカッ!と開きそのまま獣へと向かい走りだす。 それと同時に女は騎士とは逆方向へと全力で走りだした。
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