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「無駄な事を…」
仮面の男が動こうとするが、騎士の光矢によって妨げられた。
「悪いがこのまましばらく俺の相手をしてもらうぞ!」
2匹の獣と戦いつつ、男にいい放つ。
その頃、女は…
先程と同じで全力で走り続けていた。
すでに体力の限界は来ているが、今は腕の子供の為にと気力によって体は動かされていた。
森の中にいるが、目の前が徐々に明るくなってくるのが分かる。
女は希望を持って明るい方へと走り続け、その先へとつき進み
ようやく森が抜けた。
そこは満月が夜空に輝かしく光っている。と感じていたが、森を抜けたその先は崖であった。
崖から下を見下ろすと森が見えるが、落ちたら確実に死ぬであろうと考えさせられる距離ではあった。
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