一年前

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学校の門に近づくと今年も生徒指導になったであろう、体育教師の山崎が 大きな声で遅刻ギリギリの生徒を急かしている。 どうやら、新調したらしい上下赤のジャージは 正直、以前と変わりない。 竹刀を持っているのはいつものこと。 だが、山崎は柔道部の顧問だ。 俺はあまり関わりがないが、 よく遅刻するのでよく怒られていた。 つまり顔は覚えられている。 また怒られる気がして恐る恐る しかしダッシュで門を通ろうとする
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