記憶

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ベッドの掛け布団を勢いよく捲りくるまると静かに目を閉じる。 何だろ?前にも同じようなことがあった気がしてる。そして夢じゃないような気が確実にしてる。 意を決して目を開けるが無情にも室内の様子は変わらない。 やっぱりな。これってもしかしてアレかな? 「未来にダイブした系?いやいや、無い無い」 ってノリツッコミしてる場合か!? 「姉ちゃん、さっきから何してんの?」 「………………」 ギギギと鳴りそうな音で首をぎこちなくドアの前で立ち尽くしている青年に視線を移した。 誰ですかね?
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