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こんなにも私の心臓はドクンドクンと大きな音を立てているっていうのに…(恐怖で)
無情にもお日様はポカポカと私たちを照らしています。
…平和です。
この場所以外は。
「吉川。」
「はっ!……はぃ……」
…心臓に悪いです。
この人、どうして私の名前を知っているんでしょうか。
「……ひッ!」
一瞬。一瞬ですよ、チラッと様子を伺ってみたんですけど…
この世のものとは思えないほどの鋭い眼光で睨まれました。
私は気づかないうちに、何かこの人の恨みでも買ってしまったのでしょうか。
…まったく見当がつきません。
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