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・・・翌日というよりは夜明け。
なんだかよくわからないが夏休みに入り作る食事が増えてしまった八雲家。
現在朝食をとっており、テーブルではメリーと貞子が隣、雪花と八尺様が隣。春人が1人という感じで座って食べてる。
「はい、雪花さん。あーん」
「あーん(もきゅもきゅ)」
「(もきゅもきゅする雪花さん素敵)」
「・・・(コクン)。上手いなこれ。ほら、八尺も食ってみろって」
そう言ってつまんで八尺にむける。
「(これってあーんだよね)・・・ あ、あーん(もきゅもきゅ)」
「・・・どうだ?」
「・・・すっごく美味しいです!」
「だろ?」
ーーーーー
「貞子。何あれ」
「ブラックコーヒーが凄く甘ったるい」
「彼氏彼女じゃなくて彼女彼女だよね」
「正確には女友達らしいけどね」
「・・・八尺様ってどんな人?」
「ヤンデレ症候群」
「ヤンデレ症候群って」
「現に、八尺から昔の男の呪いを解けって言われたとき、始めは断ったけどその後」
『どうして呪いを解いてくれないの?私は人間じゃないけどあの人を必要としてるのよ?確かに人間じゃないし、人をいずれ殺してしまう化け物だったとても、私はあの人を愛してるから。もちろん今は愛しているのは私だけの片思い。だけどすぐに私を愛してもらうし私だけを見てもらうからね?だからいつか相思相愛になる人だから今殺されちゃうと困るのお願い。ダメ?ダメなの?ダメなんだ。そうかそうか。何でダメなんだろうね何でかな?あぁ分かったもしかして貴女も彼が好きなんでしょ?そうなんでしょ?だから恋敵の私に嫌がらせするんでしょ?ふふ、でも残念でした。あの人は私のモノだから貴女なんかにはあげないからね?あぁそっか。考えてみれば呪いの素は貴女なんだよね?だったら貴女を殺せば彼の呪いは解けるよね?きっとそうだ!貴女を殺せば彼の呪いが消える上に恋敵がいなくなる。うん!完璧だ。じゃあそういうことだからえっと貞子さん?いや、ここまできたんだからもう呼び捨てでも良いよね?貞子って呼ぶから私は八尺って呼んでね?・・・じゃあ貞子。短い間だけどお別れだね?じゃあ!』
「・・・死ぬ気で説得しなきゃ死んでた」
「・・・もうアウトだよ」
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