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「はい、そば茶」
春人は茶の間にいる2人にお茶を差し出す。
「おい春人。私は麦茶を出せと言ったが?」
「そう言うと思って・・・はい玉露」
「そば茶は・・・まぁいいか」
茶の間には3人。現在イケメンモードの雪花。客人と言うわけで寝間着からの着替えた眠そうな春人。
・・・そして
「・・・」
「姉さん。あの人何で縛られてるの?」
「私が縛ったからな」
「・・・あ、ストロー欲しいですか?」
腕を後ろに拘束されている長身の女性。
「・・・で?こちらのお客さんはどういった御用件で?」
「私への夜這いだな」
「そんな。こんな人相手に夜這いなんて。・・・お嬢さん。人生棒に振っちゃダメだよ? 」
「こんな人とはなんだよ」
「黙れ無職」
「無職じゃない。フリーターだ」
「騒ぐな。何時だと思ってる」
「丑三つ時」
「・・・姉さんが昔書いてた青春時代の日記を父さん達に送信する」
「捨てろ」
「大丈夫。原本なんてないから」
「日記の事を忘れろ」
「大丈夫。内容なんて覚えてないから」
「日記なんてなかった。OK?」
「そうだね。・・・『今日は1日激しい日だったな~。でも、そんなときの昼休みで屋上から見えたあの人は・・・素敵だっt「やめろー!!覚えてるじゃないかーー!!」
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