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全員が小型のバスに乗り込む。
「八尺！悪いな。お前の身長に合う車がなくて」
「いえいえいえ！構いません私の事を考えてくださって私は幸福です雪花さん！」
「ハハハ。でもさんはいらないっていってるだろ？友達なんだし」
「いえいえ。友達でもあり、憧れです。だから雪花さんにはさん付けで」
「へへ。そうか？」
運転席に雪花。助手席には雪花の簡単な荷物等が置いてある。
運転席から後ろに斜めに座る少し窮屈そうな八尺様。
後は各々好きな席に座った。
「簡単に道を話すけど、こっから高速のって行くだけだけどだいぶ時間がかかるから全員、酔わない程度に騒いでくれ。・・・あと、これレンタカーだからな！汚すなよ」
それでは出発。雪花の声とともにバスは動き始める。
「・・・あ」
「どうした春人？」
最後尾に座る春人に対し隣に座った貞子。
「今、家の2階から誰か手を振っててさ」
「へ、へ～」
「・・・留守は大丈夫そうだな」
「心配するのはそこじゃないぞ!?」
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