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「八雲の席は……藤崎の隣りが空いてるからそこに座ってくれ」
「藤崎?」
先生が指差しているところを見てみると確かに一つ席が空いており、なおかつ藤崎さん(多分?)が手を振ってアピールしている。
「おい藤崎、アピールは良いから机を片付けろ」
藤崎さんらしい。
「先生!これは一時間目の準備です!」
「ほう?確か数学だったが数学の授業に週刊誌は必要なのか?」
「はい!」
「後で職員室に来い。八雲、アイツの隣だ忘れるなよ」
忘れられるわけながない。
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