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側近「魔王様……」
魔王「どうした?勇者一行を倒せたのか?」
側近「空陸海軍、全滅です」
魔王「………は?」
側近「なんでも、巨大な光の柱に包まれ消滅したとのことです」
魔王「………に…人間どもの新兵器なのか?」
側近「あ、いえ、一人の人間が発した魔法だそうです」
魔王「……………」
側近「魔王様、次はどうされますか?魔王様自ら出られますか?」
魔王「降伏しよう」
側近「えっ、魔王さま?」
魔王「無理無理無理、地図書き換わる威力とか勝負にならんから」
側近「魔王様も世界征服を目論んでいるんですし、本気をだしたら」
魔王「いや、俺とか城内でフルパワーで戦かえるじゃん?城とかちょっと傷つく程度じゃん?」
側近「まぁ…」
魔王「相手大陸の形変えるレベルじゃん?不可能じゃん」
側近「………降参しますか」
こうして世界は平和になった
僧侶「魔王が降伏したらしいですね」
勇者「勇者って何なんだろうな?いらないんじゃないか?」
戦士「いや、この旅をはじめなければそもそも、この結果に結びつかなかったわけで、無駄ではないですぞ」
魔法使い「これから私はどうすればいいのか。いっそのこと人間を完全にやめてしまおうか」
勇者「えっ……」
戦士「幸い、今回の件の原因が魔法使い殿の魔法だというのを人間側で知ってるのは我々だけですしな」
僧侶「このような力を持った者がいるというのが世間に広まればいらない争いがおきそうですね」
魔法使い「しばらくはひっそりと暮らすことにするさ」
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