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「あはっ、かずくん。それはボケなのかな? 笑えないよー。もうちょっとセンスを磨いてから出直してくるんだね」
「……い、いや。ボケてるつもりはないんだが。……すまない、一条。俺にはお前が伝えたいことがいまいちわからな――」
嘘を吐いているつもりはなかった。
もちろんボケているつもりも、ふざけているつもりもなかった。
本気で花梨の言葉の真意が分からないのだ。
ちょっと思い出しただけでも理解に苦しむ言葉が多々あった。
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