First part:始業式

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 少し【、、】、大きな声を出してしまったかもしれない。  でも、間違ったことを言っているとは思わなかった。自分が正しいことを言っている自信があった。  それでも隼人は、手を休めず手元で何かを組み立てている。その姿が頭にこなかったと言えば嘘になる。  けれども返ってきた隼人の言葉は、俺の頭を冷やすのに十分すぎるほど冷たかった。
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