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学校の廊下に震える声が響いた。
「あの、先輩の事が好きですっ付き合って下さい!」
その言葉に私は振り向く。
告白現場だ
そして、よりによって`あの先輩,
少しの間に呆れていると、先輩が口を開いた。
「付き合うって、例えば何をするの?」
「…えっとデートしたり…キスしたり。」
そう彼女が答えると、
ちゅっ
「…?」
今、あの方は何をした…?
「何のつもりですか!?」
「君がキスしたりって言うからしたんだよ?」
「今してとは言ってません。」
「ぢゃあいつするの?」
「付き合ってからです」
「ん?何で付き合ってからじゃダメなの?」
彼は困った表情でそう聞いた。
「付き合ってからですよね…キスって。」
「そんな決まりはないと思うけど…?」
「決まりっていうか普通じゃないですか?」
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