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こうして、バスケ部に入部した満里奈は、
毎日、放課後 部活に専念していたのだが…。
中学校の部活というのは、
どこの学校でも大抵は、
校庭か、体育館、もしくはそれぞれの部活専用コートでやるので、部は男女分かれているとは言えど、
結局、部活をやる場所は同じだ。
だから必然的に満里奈のいる女子バスケ部と、
兄達のいる男子バスケ部も
隣同士になることが多かった。
入部してからしばらく経つと、例の不良グループの1人が、
やたらと満里奈に話しかけてくるようになった。
「満里奈ちゃん、ファイトー」
だの、
「もう少しだ!頑張って~」だの…
満里奈が校庭で走り込みをしていたり、
体育館でウォーミングアップをしている時も、
決まってその先輩は話しかけてきた。
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