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満里奈が二年生になるということは、必然的に、彼氏である先輩達は三年生…
つまり学校では一番年上になるわけで。
上がいなくなった先輩達は、誰からも咎められる事もないわけだから、
ますます目立っていった。
それに比例して、例のグループの先輩達は、わざわざ満里奈の教室まで来て、
「満里奈ちゃーん!」
と手を振る始末。
もちろん、満里奈は最初に言ったように、まだまだどちらかと言えば"暗い子"だったから、
自分から先輩達に話しかけるような事はまず無かった。
でも、そんな満里奈が、先輩たちからちやほやされている姿を、良く思っていない人物がいた。
まぁ、思春期にはよくある、
"ひがみ"というやつだ。
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