episode.1

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満里奈が二年生になるということは、必然的に、彼氏である先輩達は三年生… つまり学校では一番年上になるわけで。 上がいなくなった先輩達は、誰からも咎められる事もないわけだから、 ますます目立っていった。 それに比例して、例のグループの先輩達は、わざわざ満里奈の教室まで来て、 「満里奈ちゃーん!」 と手を振る始末。 もちろん、満里奈は最初に言ったように、まだまだどちらかと言えば"暗い子"だったから、 自分から先輩達に話しかけるような事はまず無かった。 でも、そんな満里奈が、先輩たちからちやほやされている姿を、良く思っていない人物がいた。 まぁ、思春期にはよくある、 "ひがみ"というやつだ。
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