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最初は、クラスで陰口をたたかれる度に、どんどん暗い方へと落ちていく感覚だった。
頭の中は、マイナスな思考で埋め尽くされていた。
"どうせあたしなんか…"
"早く居なくなりたい…"
そんな事ばかり考えていた満里奈だったが、そのうち、その思考までも、少しずつ変化していく。
自分のクラスから、一歩外へ気持ちを向けるだけで、
満里奈の考えは、少しずつ変わっていった。
"こんな奴ら、ほっとけばいいんじゃないの?"
"このクラスだけが全てじゃないんじゃない?"
そんな思いが沸々と湧き上がってきた頃、ある出来事が起きた。
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