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｢…ありがとう。｣
満里奈の口から出た言葉に、
沙織は驚いて、俯いていた顔を上げた。
｢え…？｣
｢…話してくれて、ありがとう。｣
満里奈はもう一度、今度は少しだけ笑ってそう言った。
途端に、沙織の顔がパァッと明るくなった。
｢こっちこそ…ほんと、ごめんね？これからは、部活も一緒だしさ、仲良くしようね！｣
沙織はそう言って嬉しそうに笑った。
｢うん。よろしくね。｣
満里奈も、まだぎこちなくはあるが、精一杯の笑顔で答えた。
この出来事から、満里奈の生活は一変する事になる。
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