episode.2

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それから何日か経った頃。 昼休みになると、奈緒子が急いで教室までやってきた。 「満里奈!やっといた~…」 「お~…奈緒子、おはよう~」 「おはようって…もうお昼なんだけど。今日はもう来ないかと思ったよ!」 「いや~…ごめんごめん。今日は日サロ行ってたからさ♪」 その日は、満里奈は朝起きた時には確実に遅刻だったので、 日サロ(日焼けサロン)に行ってから登校してきたのだ。 単位さえ取れれば後はどうでも良かったので、そんな事は満里奈にとっては日常茶飯事だった。 ただ、どんなに遅くなっても、満里奈は絶対に学校は休まなかった。 それには、ある理由があるのだが…。 それはまた後ほど。 「もう…。まぁとにかく来てくれて良かったよ。ちょっと来て!」 奈緒子は、満里奈の腕を引いて、廊下の隅の方に連れて行った。 「何?どしたの?」 満里奈は不思議に思いながら、奈緒子の話を聞く事にした。
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