鏡通信

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「魔界の核が、完成せん でなぁ、まだ他に残っと りゃせんか?」 「こっちには、もう無い はずよ、捜せる所は全部 捜したもの」 「う~ん、そうかのう? じゃが、どうしても、足 らんようなんじゃよ」 「前と違って、私達だけ じゃなく、八百万の神々 も手伝ってくれているの よ、その神々がもう何処 にも見付からないって、 言って居るの」 「いや、それは、分かる 、分かるがのう、実際、 足らんもんは足らんのじ ゃから」 「やり方が悪いんじゃな くて?」 「あっ、なをちゅう事言 うかのう」 「なら、愚痴るな」 「愚痴じゃ無いわい」 「!」 「!」 「それじゃ」 「それね」 閻魔大王と姫巫子は、同 時に叫んでいた。
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