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「この馬鹿!!」
「ううっ・・・ごめんなさあい、」
たろちゃんに連れられてホテルに
戻った俺を迎えてくれたのはこわあい顔した和葉ちゃん。
てか、和葉ちゃんだけじゃなくて神楽先輩もけーくんもりーくんも怖い顔してるんだよねえ、
「たろちゃあんっ、みんな怖いよう」
「たっぷり怒られてそのあと愛を深めるといいと思うよ!!」
「うわあん、たろちゃんのばかあ!」
たろちゃんに助けを求めようとしたおれが馬鹿だった。
「まあ、いいんじゃないっ?かおちゃんが無事だったんだしさっ!」
「そうだよっ!それより、かおちゃんビショビショなんだし暖まっておいでよっ」
そんな俺に救いの手を差し出してくれたのは双子だった。
双子は海水でビショビショになっている俺にタオルを被せるとそのまま俺をお風呂場に向かわせた。
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