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「薫くん、お昼食べに行こう」
「んー・・・」
「また寝てたの?薫くん、授業出てる意味ないよね」
「和葉ちゃんはあ?」
お昼休み、前の席に座っているたろちゃんに起こされ、俺はゆっくりと顔をあげた。
「出岡くんなら・・・あ、ほら、来たよ」
たろちゃんの視線の方を見ると、教室の入り口に立っている和葉ちゃんとりーくんがいた。
「薫、飯行くぞ」
「和葉ちゃんお仕事は?」
「とりあえず終わった」
「じゃあ、ご飯行こっかあ」
俺たち四人はいつものようにみんなで食堂に向かった。
あ、いつもならけーくんも一緒なんだけど、けーくんはまだ仕事終わらないみたい。
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