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「「「きゃぁああああああ!!!」」」
しばらくすると料理が運ばれてきて、俺たちが料理を食べていると食堂内にさっきより大きな叫び声が響いた。
「げ、来やがったか」
「キタキタキタァァアアア!!薫くん!!ほら、生徒会、王道転入生くんに近寄って行ったよ!!いけっ!!押し倒せっ!!」
「たろちゃんうるさあい、」
俺の隣で騒いでいるたろちゃんを無視してご飯を食べていると、ふいに肩を叩かれた。
「あ、けーくん」
「俺もここ一緒してええか?」
「ん、どうぞお」
後ろに立っていたけーくんは俺の反対側の隣に座り、ご飯を頼むと会長たちがいる方を見ていた。
「何してるのお、会長たち」
「さあ?なんや、副会長のお気に入りを見に来たらしいで」
「ふうん、」
ジーッとけーくんと同じ方向を見ていると、会長がモジャ男くんにふかーいキスをした。
げえ、なにあれえ。会長、趣味わっるー。モジャ男だよ?モジャ男。あれのどこがいいわけえ、
そう思ったのは俺だけだったわけじゃないようで、周りの生徒たちもありえない、というように悲鳴を発していた。
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