■王道転入生くん登場

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「おまえ、さっき名前聞いてなかっただろ!?教えてくれよ!!」 「あー・・・、」 どうしようかな、と思って和葉ちゃんを見ると、和葉ちゃんは怖い顔で俺を見ている。 俺が悪いんじゃないのにい・・・不可抗力っていうんだよこういうのお、 「朝陽」 「あ、なんだよ龍牙!!」 「こいつに関わるな。こいつは風紀なんかと仲良くしてる奴だ」 「風紀?おまえ、風紀委員なのか!?」 「違うよお。俺は生徒会会計だよお」 俺がそう言うと、モジャ男くんは目をキラキラさせて俺を見ていた。 「な、なに・・・」 「おまえ、生徒会なのか!?すごいな!!」 「いや、別にい・・・あ、俺行くねえ」 俺はこの場から逃げようと、そう言って和葉ちゃんとその場を後にした。 だって会長たちの視線も痛いしい・・・  
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