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「おまえ、さっき名前聞いてなかっただろ!?教えてくれよ!!」
「あー・・・、」
どうしようかな、と思って和葉ちゃんを見ると、和葉ちゃんは怖い顔で俺を見ている。
俺が悪いんじゃないのにい・・・不可抗力っていうんだよこういうのお、
「朝陽」
「あ、なんだよ龍牙!!」
「こいつに関わるな。こいつは風紀なんかと仲良くしてる奴だ」
「風紀?おまえ、風紀委員なのか!?」
「違うよお。俺は生徒会会計だよお」
俺がそう言うと、モジャ男くんは目をキラキラさせて俺を見ていた。
「な、なに・・・」
「おまえ、生徒会なのか!?すごいな!!」
「いや、別にい・・・あ、俺行くねえ」
俺はこの場から逃げようと、そう言って和葉ちゃんとその場を後にした。
だって会長たちの視線も痛いしい・・・
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