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バタンッ!!!
生徒会室には誰もいなくて、二人で黙々と仕事をしていると、いきなりいきおいよく扉が開いた。
「あ!おまえ!!」
「あー・・・どおして君がここにい?」
「俺が朝陽を招待したんだ。文句があるならてめぇが出ていけ」
扉を開けたのは例のモジャ男くんで、その後ろには他の生徒会の面々もいる。
「龍牙!!友達にそんなこと言っちゃダメなんだぞ!!」
「あいつは友達なんかじゃねぇよ」
「同じ生徒会の仲間だろ!?あ、そうだ!!さっきは龍牙に邪魔されて聞けなかったからな!!名前、教えろよ!!」
モジャ男くんは会長に怒ると、俺のほうまで近づいてきてそう聞いてきた。
えーと、もう逃げれないし、和葉ちゃんに怒られるのはイヤだけど仕方ないよねえ、
「松崎 薫だよお」
「薫だな!!俺のことは朝陽って呼べよ!?あ!!おまえも生徒会なのか!?さっきいなかったよな!?名前は!?」
「・・・西山 圭吾や」
「圭吾だな!!よろしくな!!」
けーくんは鬱陶しそうな顔でモジャ男くんを見ながら名前を言っていた。
「「朝陽!!松崎たちなんかと話してないで僕たちに構ってよー」」
「なんだ!?寂しいのか?しょうがない奴等だなー!!」
・・・うるさあい。だいたい、ここって部外者立ち入り禁止でしょ?なんでモジャ男くんが入ってるわけえ
そんなことを思ったが、会長が怖くて言えるはずもなく、俺は無視して黙々と仕事を続けた。
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