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「失礼します」
「・・・薫?」
「あれえ?なんで和葉ちゃんがいるのお?」
副会長の親衛隊隊長と保健室に入ると、風紀副委員長で俺の友人の出岡 和葉ちゃんがいた。
「薫先輩」
「あ、りーくんもいる」
「何しに来たんっすか?」
「ふふ、りーくん久しぶりい」
「先輩、僕の話聞いてくださいよ」
和葉ちゃんの奥には、風紀委員で和葉ちゃんの後輩の瑞希 理人くんがいて、俺は嬉しくて抱きついた。
「薫」
「あい、ごめんなさい」
だが、すぐに和葉ちゃんに怖い顔で睨まれて引き離された。
「あ、の・・・会計様、」
すると、俺の行動に驚いていた副会長の親衛隊隊長が遠慮がちに俺に声をかけてきた。
「あ、ごめんねえ」
「い、いえっ・・・」
俺は副会長の親衛隊隊長にヘラッと笑って謝り、和葉ちゃんたちの前を通って、副会長が寝ているであろうベッドのカーテンを開けた。
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