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汚い対価で
手に入れたんだ
淀んだ光を
放つばかりで
何でだろう?
自分なりに正当に
生きているつもりだけど
眩い光は僕の
影を示すだけで
足下しか見ていない
地面に反射して
空に映った像に
今日も僕はいない
雲の中で溺れないように
浮いた足の
君がいる
くだらない時間にも
神が居座っているなら
せめて見かけだけでも
整えて欲しいんだけど
1、2の3で
飛び出したスタート
四の五の言って
入りくんだ迷路で
知らない誰かと
対面しているように
自分を見ている
轆轤にかけた足を
遠くに持っていこう
無理やりになろうとも
光の内に隠れないように
痛みを越えて
君の下へ
軋んだ音を響かせて
外れた歯車が
用のない地面に落ちた
それでも世界は
動き続けていたんだ
地面に反射して
空に映った像に
今日も僕はいない
くだらないと思ったなら
歯止めをかけよう
空に映る
悲しみを消したい
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