フィルター

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きれいごとを口にしてれば 心まで澄んでいくんだって 空っぽになってから何もかも 忘れてしまったのは内緒 いろんな思いがあって 例えば「君が好き」で そんなフィルターが 折り重なって成っていた 心の色は滲んでいた 向こう側が見える 僕の心のフィルター 誰よりも綺麗なはずなのに 何故か悲しい 大好きだったあの景色を もう一度だけ 瞼の裏に映して 最後の一秒だけ 感情をひねるドライバーを 君の胸に突き刺した そうして操れたからって 心には姿無く映るだけ 全ての時間に名前を つけて忘れなくして そうして手のひらの中に 収まるサイズで ポケットに入れときたいけど まだ君が見えないからって 遠くを指さして泣いた そしたら目の前に君が 現れたのは夢のまた夢 彼方の方が見えないから 見えるまでじっと待ったら 日の光が照らして 君がいた気がした 向こう側が見える 僕の心のフィルター 誰よりも綺麗なはずなのに 何故か悲しい 大好きだったあの景色を もう一度だけ 瞼の裏に映して 最後の一秒だけ
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