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《楽園拓也》
夕闇さんと別れたあと、情報を得るため、エントランスへ向かった。
(こんなことになるならちゃんと説明書読むんだったぁー)
自分の失敗を後悔しながら歩いてるとき綺麗な女性が受付の向こう側でプレイヤーらしき人々の相手をしていた。
そしてた拓也もそこへ向かった。
近めから受付嬢を見るとなにかが違う。
その違和感の理由はすぐにわかることになる。
「ゴヨウケンハナンデショウ」
と、受付嬢が喋りかけてきたのだ。
(なるほど、この人はプログラムの中の存在なのかぁ)
「えーと、このゲームの説明書ったありますか?現実世界にゲームと一緒にもらったやつ!」
ないと思いつつ、ダメもとで聞いた拓也だったが、予想に反し
「ドウゾ。コレデマチガイハナイデスカ?」
拓也はいきなりの質問に中身を確認せずに答えた。
「あっ、はい!ありがとうございます。」
(案外簡単に手に入ったなぁー)
早速中身を読んで見ると…
「あれっ!?あららら!?」
そう、書かれていた内容は…
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この世界にはルールがありません。
ルールは人々で作るものです。
ただ、最低限の秩序を保つための基準があるのでお気をつけください。
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これだけだ。
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