欲求

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数日後 「拓也!たくやぁー!起きなさい!荷物が、届いてるわよ」 「まだ眠いしね、寝るからね」 「もぉー、寝ぼけてないでさっさと起きる!」 ん?あれ。 あわわわわー! 布団とられたぁぁあーーーー! 「母さん~布団かえしてよー」 無駄だとわかっているが念のため頼んでみる。 「かえしたらまた寝ちゃうでしょ?だからダメよ」 くそ、ばばぁ… まあ仕方ないか、起きるとしよう。 えーとそう言えば 「母ちゃんー荷物あるっていってなかった?」 「あー、あるわよ。玄関においてあるから取りに行きなさい」 そう言われ、おれは玄関へと足を運ぶ。 「おっす、にーちゃん!」 弟の拓斗だ。 「おはよーさん」 めんどくさいので適当に流し玄関へ向かった。 そこには中くらいの箱がおいてあった。 それを自室にもって帰る。 それほど重くないけど軽くもないなぁ。 ま、開ければ何が入ってるかわかるか! と思い箱を開けた。 中身はヘルメット、腹巻き、取り扱い説明書の3つである。 小さい頃から取り扱い説明書など読んだことのない拓也はそのまま腹巻きとヘルメットを装着。 「うぉぉぉおあぁぁ」 急に脳が痛みだし、おれの意識は吹っ飛んでいった 。
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